トレーダーのやることは大きな流れに乗ることだけ
2017/10/04
トレーダーのやっていることは結局のところ「大きな流れに乗る」ことなんだなとつくづく思うようになった。
それはこの前書いた相場環境と通じることである。
トレンドには乗っていく(逆らわない)、レンジの高値と安値の戻りを狙う、というごく単純なことをしているにすぎないということ。
セットアップというのはその大きな流れを良いタイミングで掴むためのツールでしかないということだ。だから大きな流れを無視してセットアップのみでしかければエッジがなくなるは当然だ。これをボルマン先生は「全体の圧力に逆らうな」と言っている。
スクイーズもハーモニーも、逆行せずに流れに乗っかるためにある。
この大きな流れに乗っかるというやり方になぜエッジがあるかというと為替市場には「トレンド相場とレンジ相場は継続しやすい」という原理があるからである。この原理が真である限りトレーダーは継続方向にしかけ続ければよい。本当にそれだけでいい。
多少の逆行はある。そこは損切る。しょうがない。だけど一時的に負けても大勢は自分の後ろについている。だから長い目で見れば勝つ。
この視点で再度5分足ボルマン本の6カ月連続チャートを見てみると、ボルマン先生がトレンドと逆方向にしかけている場面はわずか3回ほどであることがわかる。そしてそれらは大きなパターンでそれまでのトレンドの勢いを吸収した場合である。
というわけで結論は「大きな流れに逆らうな、流れの方向に仕掛け続けていれば長期的には確実に勝てる」ということだ。