カタツの投資ブログ

ハロウィン効果アノマリーを利用した株式投資戦略

   

ハロウィン効果は10月31日のハロウィンが終わると株が上がりだすというアノマリーだ。1年全体でみると10月末日がもっとも株が割安なので11月始めに株を買うというのがハロフィーン効果を利用した株式投資戦略となる。

ではハロウィン効果で上がる株がいつまで上がり続けるかというと、ちょうど半年後の4月末日である。よって11月に買った株を5月始めに売れば儲かるというわけだ。これをセルインメイ(5月に株を売れ)という。

実際にハロウィン効果アノマリーが機能しているか、直近10年間のナスダックとTOPIXで確認した。

11月初めに買って5月初めに売る、5月~10月は現金で持つ、というロジックで検証するとナスダックではずっと持ち続けた場合と同等のパフォーマンス、TOPIXでは持ち続けるより若干よいパフォーマンスが得られた。

大雑把に言って「ハロウィン効果アノマリーを利用した投資戦略はずっと持っているのと同じである」という面白くないが結論である。

だがこの結論をもってハロウィン効果アノマリーは役に立たないと思うのは早計だ。

ハロウィン効果の意味するところは「11月~4月は上げ相場、その他は横ばい」ということである。確率は三分の二くらいなのでかなり高い。この事実と短期のトレードシステムを組み合わせる。

11月~4月は買いで勝負するのが有利、5月~10月は買いに偏らず売り買い両方で勝負するのが有利ということだ。

ポジションの観点で言えば、全部で100のポジションが取れるとして、11月~4月は買い100、5月~10月は売り50買い50とすればよい。

以上は私の考察である。まだ実践していないので机上の空論の域を出ない。2019年は私のシステムトレードにこの考え方を導入して実際に運用する。

結果は当ブログで報告していくので、乞うご期待である。

 

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